人工毛に起きるピーリングとは?
かつらの豆知識③人工毛に起きるピーリングとは何?
人工毛にはメリットとデメリットがあります。
上の写真の白い枠の中の毛先が縮れています。
この毛先の状態を、ピーリングが起きたと言います。
人工毛のデメリットがこれです。
原因は摩擦で起こります。
例えば、強めのブラッシングであったり、
寝る時の枕の擦れであったり、
ロングヘアであれば肩に髪の毛が着いてしまいますので
肩に擦れる事でもピーリングは起きます。
かつらを使って直ぐには起きませんが、
数週間から数か月経ちますと、
この現象が起きます。
ピーリングが起きた時には対処法があります。
その部分を水で濡らし、高温のストレートアイロンで
元のストレートな人工毛に戻すことができます。
また使っていますと摩擦が原因で起こります。
この繰り返しで1年~2年位
長い方で3年前後使用していきます。
次に人工毛のメリットは、
人毛と人工毛をミックスして作成する事で
ボリュームを抑える事ができます。
頭が小さく見えます。
人工毛は形状記憶しますので、
一度アイロンの熱でカールを入れますと
少しの間カールが持続してくれます。
(数日間~数週間持続)
セットがしやすく、形が崩れにくいです。
上記の写真のスタイルは、ミックス毛で作成しています。
人毛100%で作るよりも、3~4割人工毛を入れる事で
スタイルが作りやすく崩れにくいです。
トップが「ふわっと」した感じです。
このように、作るスタイルによっで
髪質を選びながら作成しています。